ゲートニュース、2026年3月30日、Lido DAOは新たなガバナンス提案を提出し、現在の市場の低迷に対処しつつ価格を下支えするため、ガバナンストークンLDOを段階的に買い戻す計画だ。提案によると、DAOはトレジャリーから最大10,000個のstETHを拠出し、約2,000万米ドル相当としてLDOの蓄積に充てる。買い戻しは複数回に分けて実行され、1回につき1,000個のstETHを対象に、指値注文またはドルコスト平均法を用いて市場変動の影響を抑えるとともに、各バッチのトークン買い戻しはトークン保有者による個別の承認が必要となる。
Lido DAOは、現在LDOの市場価格は基盤となるプロトコルのファンダメンタルズから大きく乖離していると述べている。提案によれば、LDOとイーサリアムの比率は歴史的な低水準にあり、取引価格は2年の中央値より約63%低い。価格が下落しているにもかかわらず、Lidoはイーサリアムの流動性ステーキング市場で依然として優位な地位を保ち、市場シェアは約23%だ。とはいえ、LDOの価格は7.30米ドルの高値から約96%下落しており、市場が当該トークンを値付けしていることには明確なミスマッチがあることを示している。
プロトコル運営の観点では、Lidoの2025年の収益は23%減少し、約4,050万米ドルになる見込みだが、主要な業績は依然として堅調だ。同時期に、報酬は約20%減少し、コストは前年比で13%減少し、手数料率は5%から6.11%へ上昇している。DAOは、LDOの価格変動がプロトコルの実際の業績低下の幅と一致していないことが、買い戻し計画を提案した主な理由だとしている。
今回の提案が承認されれば、LDOには短期的な価格の下支えが提供されると同時に、Lido DAOがガバナンストークンの価格とプロトコルの価値を能動的に管理できることを示すことになる。投資家は、LDOの買い戻し実行の進捗や、市場がこの提案にどう反応するかに注目でき、あるいは直近の暗号資産市場で注目の焦点の一つになる可能性もある。