真夜中に相場に起こされたのは私だけじゃないですよね？

FRB内部で「対立」が始まりました——タカ派とハト派の意見の違いが表面化しています。中央銀行の政策を何年も追ってきた私がはっきり言います：12月の利下げはもう期待しないほうがいい。市場のロジックはすでに変わりました。今の問題は「いつ下げるか」ではなく、「本当に下げるのかどうか」です。

矛盾はどこに？タカ派は3.7％のコアPCEインフレ率に固執していて、今ここで妥協したらこれまでの努力が水の泡だと考えています。ハト派はどうかというと、中小企業の資金繰りが断たれ、雇用データもすでに弱含みになっているのを見ています。パウエル議長の最新発言も実のところ玉虫色——様子見が基本で、金融緩和？それは全く考えていない。

これが暗号資産市場に何を意味するか？はっきり言えば、この業界は流動性がすべて。利下げ期待が冷えれば、資金の流入も鈍ります。ビットコインが過去最高値を突破したい？難易度が一気に上がる。アルトコインの相場？それはもっと期待できません。今後は高確率でレンジ相場が続き、調整もいつ来てもおかしくありません。

じゃあ今どうすればいいか？
絶対に高値追いはしないこと。政策が不透明な時は元本を守ることが何より大事。様子見しているのは個人投資家だけじゃありません、機関投資家も方向感がありません。こういう時は一番やられやすい、多くも空売りも両方負けやすいです。

注目すべき2つのタイミング：
・来週水曜のFOMC議事要旨——内部の意見対立がどのくらい深刻かを見る
・来週金曜のコアPCEデータ——また予想を上回れば、12月の利下げはほぼ絶望的

ETHの今の水準もかなり微妙です。政策転換期は、稼ぐより生き残る方が大事。本格的に流動性の波が来てからでも遅くありません。