190万枚USDTが無事に引き出されるかどうか？私の判断では、この資金は最終的にほとんどの確率でそのまま放置され、誰も手にできないだろう。

理由は実に明白だ——この資金が自分のものであることを証明するハードルが非常に高い。まず、決定的な証拠が必要：ウォレットアドレスが確かに自分のものであること、送金記録が明確であること、資金の出所も厳密に説明できること。この3つが欠けてはいけない。もし証拠が不十分なら、司法手続きに頼るしかなく、「財産の帰属不明」の民事訴訟手続きを踏む必要がある。

さらに厄介なのは次の点だ：もしこの資金が仮想通貨の投機（いわゆるグレーな取引）に関わっていた場合、基本的に引き出しは不可能だ。この種の資金は合法な財産と認められず、引き出しの窓口は最初から閉ざされている。

もちろん、絶対とは言い切れない。本当にごく少数の例外が存在する——例えば、USDTを使って正規の越境取引決済を行い、実際に商品売買があり、契約書やインボイスも揃っている場合。このようなケースで取引の全体像を完全に示せれば、理論上は審査を通過できる可能性がある。しかし正直なところ、ここまで辿り着けるケースは極めて稀だ。