今週は一筋縄ではいかないな、いくつかの大きな出来事が重なっている。

まずは米連邦準備制度（FRB）の方から話そう。FOMC会合が開かれる予定で、市場は利下げ25ベーシスポイントを予想している——これはほぼ確定事項だ。本当の注目点はパウエル議長の会見で、発言内容が少し変わるだけで資産価格が大きく揺れる。

国内の動きはさらに大きい。政策発表が相次ぐ時期に入り、重要な会議がいつ公式発表されてもおかしくない。インフレデータ、輸出入統計、社会融資状況など、すべて今週発表される。正直なところ、これらの数値次第で来年の流動性の方向性が直接左右される。

AI分野も落ち着かない。OpenAIがGPT 5.2を前倒しでリリースするらしく、明らかにGemini 3に追い詰められている。ついでに言うと、ブロードコムとオラクルの決算発表も注目に値する——ブロードコムはGoogleエコシステムの中核サプライヤー、オラクルはOpenAIと深く提携しており、両社の業績はAIバブルの体温計と言える。

年末のこの数日間は、本当に相場をしっかり見ておいた方がいい。