マイルストーン | Chipper Cash、VISAとの提携拡大によりアフリカ最大のバーチャルカードプロバイダーに

Chipper Cashは、アフリカおよび米国で500万人を超える顧客にサービスを提供する金融サービス企業であり、VISAとのパートナーシップ拡大を発表しました。

同社の最近のプレスリリースによると、この取り決めにより、両社はカード発行において引き続き協業し、またVISAのライセンスやマーケティングなどの規制および機能分野においても協力し、Chipperの専門知識とVISAの能力を活用していくとのことです。

FTXの崩壊前、アフリカで数少ないテックユニコーンの1社であったこのフィンテック企業は、2021年からVISAと提携し、人気のChipper Cardを市場に投入しており、Chipperの顧客はVISAネットワークを利用して世界中で決済を行っています。

最近100万枚のカードを発行し、アフリカ最大のバーチャルカード提供者となったChipperは、この拡大した契約により、VISAの豊富な経験と投資をビジネスのさらなる分野で活用することになります。

「信頼性が高く、安心して使えるプロダクトを迅速に市場に投入すること—例えばChipper Cardのようなもの—は、単なるビジネスの勝利ではなく、成長と機会の創出でもあります。データによると、顧客の21％にとってChipper Cardが初めて手にする決済カードです。私たちは野心的に取り組んでおり、VISAのような世界的パートナーの継続的な支援によって、カードプログラムを拡大するだけでなく、何百万人もの人々の金融包摂をさらに推進することが可能になります。」

— Tefiro Serunjogi、Chipper Cash消費者向けプロダクト部門責任者

同社は、今回の動きをアフリカおよびそれ以外の地域に住む人々に、最も信頼性が高く安心して使える金融サービスを提供するという使命を果たすための一歩だと捉えています。また、Chipperがアフリカ大陸向けに特化したAI駆動の本人確認およびオンボーディングツール「Chipper ID」のローンチを発表してからわずか2か月後の発表となります。

「本日の発表により、私たちは単独で行うよりも速いペースで優先事項を実行できるようになり、VISAのグローバルなリーチを活用して、最高の製品とサービスを顧客に提供し続けることが可能になります」と、Chipper Cashのプロダクト最高責任者、Brett Macgrath氏は述べています。