最近、日本の長期国債利回りが新高値を記録しましたが、この件はちょっと面白いです――本当に利上げが始まったわけではなく、市場が「先回り」しているのです。

みんなが注目しているのは12月18～19日の日本銀行の会合で、一般的な予想では金利が0.5%から一気に0.75%に引き上げられるとされています。もし本当に円が利上げされれば、世界の資本市場は大きな打撃を受ける可能性が高いです（暗号資産業界も含めて、流動性が引き締まれば誰も逃れられませんから）。

今面白いのは、市場がすでに利上げの予想をほぼ織り込んでいて、下がるべきものはすでに下がっているという点です。もしその時、日本銀行が土壇場で方針を変えて、予想通りに利上げをしなかった場合、反転が想像以上に激しくなるかもしれません。