決算期にトークン化米国株の取引量が4468%急増、資金がテック大手に殺到

【BlockBeats】決算シーズンが終わったばかりなのに、トークン化米国株が突然盛り上がってきた。

10月中旬から11月末までの期間、ある取引プラットフォームのデータがなかなか興味深い。現物取引量は前月比で452%も急増、デリバティブの方はさらにすごくて、なんと4468%も増加した。どういうことかというと、もともと1日数百万ドルの規模だったものが、今や数千万ドルが動いているということだ。

この成長の背後にはいくつか注目すべきポイントがある。まずトークン化資産自体の特徴――24時間いつでも取引できて、米国株市場のオープンを待つ必要がない。次に、参加者が増えていること。東アジアのユーザーがほぼ40%を占め、中南米、南アジア、東南アジア、さらにはヨーロッパのユーザーも流入し始めている。

さらに詳細なデータを見ると、高頻度で取引している猛者たちは、平均して1日51.7回も取引をしており、その活発さは一般的な個人投資家とは全く別次元だ。

デリバティブ市場では、資金がテスラ（TSLA）、メタ（META）、マイクロストラテジー（MSTR）といったテック大手に集中している。どうやら伝統的な株式市場でもトークン化の市場でも、みんな注目しているのは結局これらのトップ銘柄らしい。ブルーチップのテック株はどの分野でも人気だ。

この動きが示すのは、トークン化米国株という道が、もはやニッチな試みではなく、実際の取引量に支えられた新たな戦場へと変わりつつあるということだ。