2.63億ドルのビットコイン詐欺事件で9人目が有罪認める：22歳が350万ドルをマネーロンダリング、グループの役割分担はまるで企業

【チェーンニュース】またひとつ、暗号通貨の大事件に新たな進展がありました。

米国司法省が発表したところによると、2億6300万ドル相当のビットコイン詐欺事件で、またひとりの中心メンバーが有罪を認めました。カリフォルニア州出身、22歳のEvan Tangeman被告が連邦判事の前で、自分がこの犯罪グループのために350万ドル以上の不正資金を洗浄したことを認めたのです。彼はこの事件で9人目の有罪認定者となりました。

このグループの手口はかなり大胆でした。2023年10月から今年5月までの間に、前後して約4,100BTCを盗み出しました。当時のコイン価値は2億6300万ドル、今では3億7,100万ドルにまで上がっています。何とも皮肉な話です。

彼らの始まりは、ただのオンラインゲーム仲間でした——カリフォルニア、コネチカット、ニューヨーク、フロリダ、そして海外にも数名が散らばっていました。それがいつしか、専門的な犯罪グループに変貌。ハッカーはウェブサイトやサーバーに侵入し、暗号通貨ユーザーのデータベースを入手。別のメンバーはそこから「カモ」を選別。さらに電話詐欺役や、ハードウェアウォレットの窃盗を担当する者までいて、役割分担がはっきりしていました。

Tangeman被告の量刑言い渡し公判は2026年4月24日に予定されています。

ちなみに、以前にもKunal Mehtaという人物が有罪を認めており、彼は資金洗浄のかたわら、自分用に28台もの高級車を購入していたそうです。本当に贅沢を楽しんでいたようですね。