8年でゼロから2000万？この数字は一見すると現実離れしているように聞こえますが、実はシンプルなロジックを極限まで繰り返した結果に過ぎません。

仮想通貨界隈には、常に「上がれば買い、下がれば売る」タイプの人が絶えません——チャートを見て心臓がバクバクし、売買ボタンを行き来して、結果的に残高の増減が心拍数以上に激しい。私も昔はそんなことをしていましたが、今振り返ると、あの時の授業料は無駄ではなかったと思います。

本当に生き残るトレードロジックは、驚くほどシンプルで「本当にこれだけ？」と思うほど。しかし実践となると、9割の人が感情に振り回されて失敗します。

**第一関門：銘柄選び**
出来高が活発なコインだけを見る。全く動いていない、底で眠っている銘柄には手を出さない。資金が集まる場所にこそチャンスがある——これが最も基本的な市場の原則です。

**第二関門：サイクルの確認**
5分足のノイズは忘れましょう。月足MACDこそが方向指標。ゴールデンクロスが出るまではノーポジションが最善。多くの人は「下がりすぎたから反発するはず」と賭けますが、確率ゲームを続ければいつか元本を失います。

**第三関門：エントリーポイント探し**
価格が60日移動平均線にタッチし、出来高が明らかに増加——この2つの条件が同時に揃った時のみエントリー。1つでも欠ければ引き続き待つ。市場はあなたの焦りに合わせてチャンスをくれるものではありません。

**第四関門：利確ルール**
含み益が損失に変わる8割は「もう少し待とう」の3文字が原因。重要なサポートラインを割っても未練がましく居座るなら、利益が蒸発するのを覚悟しましょう。

**第五関門：利食い戦略**
30%上昇したら半分利確、50%上がったら残りも売却。最後の一口まで狙わないこと——市場に居続けることの方が、一発勝負よりはるかに大切です。

**第六関門：生命線**
70日線を割ったら、損益に関わらず即時全ポジションを手仕舞い。これが私が8年間この市場で生き残れた鉄則です。相場に意地を張る人は、口座残高もすぐ冷え込みます。

仮想通貨界隈で最大の敵は、相場そのものではなく、自分自身の「何とかなるだろう」という油断です。システムはシンプルでよいが、実行は徹底しなければなりません。一攫千金を夢見る人ほど、明日のポジションすら守れないものです。

このロジックは派手さもなく、1ヶ月で10倍になることもありません。しかし、感覚だけでのトレードに疲れ、衝動よりもルールで勝負したいなら——この道は一人で歩くと大変ですが、同じリズムの仲間と進めばずっと安定します。