香港が暗号資産に課税するのか？2028年からグローバルなデータ交換が開始

【チェーンニュース】香港が暗号資産に手を出す？取り締まりではなく「課税」の話。

財政・庫務局が公開コンサルテーションを開催し、税法の改正を計画中——OECDの暗号資産報告枠組み(CARF)を導入し、ついでに共通報告基準(CRS)もアップグレードする予定。スケジュールもかなりタイト：2026年に立法を完了し、2028年から他地域と暗号資産の税務データを交換、2029年に新CRSを全面導入。

今回はルールの変更だけでなく、金融機関に登録義務を課し、罰金を強化し、執行も厳格化する予定。なにしろOECDが注目しているので、香港は国際金融センターの地位を守らなければならない。

世界の動向は？OECDの最新統計によると、76カ国が暗号データの共有に同意済み：そのうち48カ国は2027年導入予定、27カ国は2028年を目標にしている。アメリカ？2029年を目指し、いまもIRSの案を評価中。スイスは2027年に延期、ブラジルも参加を検討中。さらに53カ国が多国間協定に署名し、自動情報交換に備えている。

どうやら、暗号世界の「プライバシー時代」は加速度的に終焉を迎えつつあるようだ。