今日チャートを見ていたら、清算ヒートマップが目に入った。

見た瞬間、頭が真っ白になった。

今のビットコインは、もはやレンジ相場ではなく、誰かに火にかけられて炙られている状態だ。

上に一突きすれば——ショート勢が一気に10億吹き飛ぶ。
下に蹴り落とせば——ロング勢が瞬時に6.41億消し飛ぶ。

これは相場じゃない。まるで屠殺場の立地選びだ。

# まずは数字から

**94,000ドル以上**では、ショートの清算圧がMAXまで引き上げられている——10億単位のロスカットポテンシャル。

**91,000ドル以下**では、ロングの清算ウォールも同様に恐ろしい——6.41億のロング勢がいつでも退場準備万端。

これは憶測じゃない。各取引所のポジションデータがそのまま証明している。

問題は：

なぜこの2つのポイントなのか？

# 94kは何のレベルなのか？

清算マップを見ると一目瞭然——

94,000以上には、ショート清算クラスターがびっしり山のように積み上がっている。

これは何を意味するのか？

**単なる誰かがロスカットされる話ではない。**

つまり：

価格がそこを突き抜ければ、ショート勢が連鎖爆発、ドミノ式に強制買い戻しが発生する。

清算柱が高いほど→反発力が強い
清算クラスターが密集しているほど→連鎖反応が激しい
清算規模が大きいほど→大口がここで仕掛けやすい

つまり——

94kはスイッチだ。

誰かが押せば、相場は一気に95k、96k、下手したら97kまで跳ね上がる。

なぜならショートのロスカットが自動的に買い注文となり、上昇を後押しするからだ。

これがデリバティブ市場の一番スリリングなところ：

**あなたの損切りが、他人の燃料になる。**

# では91kは？

逆もまた然り。

91,000以下にもロング清算ウォールが分厚く控えている。

そこを割った瞬間、6.41億のロングポジションが一斉に売り注文となり、相場を直撃する。

ロングのロスカット→強制売却→さらに下落→もっとロングがロスカット→さらに売却……

これが「ロング殺しロング」だ。

# では今はどういう状況か？

ビットコインは91k〜94kの間に閉じ込められている。

レンジではない、**板挟み**だ。

上抜ければ、ショート勢が全滅して相場は急騰。
下抜ければ、ロング勢が全滅して価格は瞬時に急落。

この時、一番危険なのは方向を間違えることではない。

自分のポジションが**必殺ゾーン**に挟まれていることに気づかないことだ。

「じゃあデリバティブをやらなければいいのでは？」という人もいるだろう。

もちろん、それも可能だ。

でも知っておくべきことがある——

**現物価格もデリバティブの清算に引っ張られる。**

市場は決して独立していない。