日本銀行が12月に利上げする件について、私はもう確実だと判断しています。重要なのは、今市場で盛り上がっている「グリーンスパン2.0」期待と重なって、一体どれだけ大きな波乱が起きるのかという点です。

先に結論を言うと——今回たとえ本当に利上げがあっても、市場へのダメージは今年8月5日の時ほど大きくありません。なぜか？データで説明します。

8.5当日の惨状を覚えていますか？日本銀行が突然利上げを発表し、米連邦準備理事会（FRB）も雇用データでサムズ・ルールが発動されて、利下げ期待が急転換しました。ダブルパンチの悪材料が同時に襲い、流動性が一気に枯渇、市場は直ちに暴落しました。私は7月26日に天井で逃げ切ったので、難を逃れました。

でも今回は違います。昨年のフラッシュクラッシュの核心は円キャリートレードの強制決済——円を空売りし、ドルを買うレバレッジポジションが一斉に吹き飛びました。しかし今は状況が変わっています：

ドル/円為替レート：12月5日の東京市場で155超から154.56まで下落し、円はわずか0.3%上昇しただけです。これは何を意味するか？円安を見込んだ投機的ポジションは大幅に減少しており、リスクはすでにほとんど解消されています。

円キャリートレード規模：現在推定で1.7兆ドルほどで、昨年の半分以下です。資金はほとんど引き揚げられており、ポジション解消パニックの余地はありません。

これらのデータは某AIツールで調べたもので（ツイッター上の雑多な情報よりよほど信頼できます）、かなり参考になりました。

一方で、市場は今週からハセット氏を「FRBの影の議長」として大いに盛り上げており、月曜日にはパウエルが辞任するという噂まで流れて、「グリーンスパン2.0緩和取引」への期待が最高潮に達しています。

私はマクロで方向性を決め、チャートでエントリーポイントを探すスタイルで、93203の位置でBTCのショートを建てました——短期ポジションで10BTCです。しかしAPIの設定ミスで全ポジションが全て吹き飛び、短期ポジションは89200で損切りせざるを得ませんでした。

この件は自慢することではありませんし、ロスカット後は気持ちも落ち込み、すぐにポジションを取り直す気にもなれませんでした。

ただ、これで改めて思い知らされました——トレードは毎回独立して考えるべきで、前回のトレードの影響を持ち込んではいけません。市場環境が変われば、戦略も変えなければならないのです。

最後に一言、もしマクロ判断に自信がないなら、信頼できるAI分析ツールに相談することをおすすめします。闇雲に他人のポジションを真似るよりずっとマシです。