科創板は本日寄り付きから下馬威を見せ、いきなり0.88%安でスタートし、セクターの個別銘柄も一面の下落となりました。

実は今回の調整はすでに予兆がありました。昨日の上昇時にちょうど30日移動平均線にぶつかり、さらに以前のボックスレンジ下限の位置も重なっていました。その位置には多くの塩漬け玉が積み上がっており、短期的な押し戻しはほぼ必然でした。ですので、今日のギャップダウンはまったく想定内です。

テクニカル的に見ると、指数はすでに20日移動平均線に近づいています。本当にこのラインに触れることがあれば、むしろ良いエントリータイミングになる可能性があります。上値の抵抗が明確で、下値のサポートもはっきりしているため、このような局面にはしばしば構造的なチャンスが潜んでいます。カギは20日移動平均線付近でしっかり下げ止まるかどうか。しっかり下げ止まれば、今後の上昇余地が広がります。