なるほど、大明王朝はやはりやたらと行き届いている。


前に流行った言葉がある。「小さなことではあなたのことを考えない人は、大事なことでも同じくあなたを選ばない。もし突然あなたのことを考え始めたのなら、それはあなたにリスクを負わせるつもりだ」。
となると、『大明王朝1566』に出てくる海瑞に触れざるを得ない。海瑞は以前ずっと南平で教諭をしていたのに、ある日「稲を桑に改めた」みたいにして、人を一人引き上げた。すると海瑞の母は言った。「あれだけ多くの大物役人がいるのに、奪い合いに行かないで、海瑞みたいな小さな県令に争わせるのですか?」
それに高翰文もいる。ふだんは翰林院で苦しい暮らしをしていたのに、どうして「稲を桑に改めた」ように、突然引き上げて重責を任せるのか。
たとえばほかにも、楊金水たちが急に馬寧遠に大事を任せるよう頼んで、凱旋の宴会を開いたのも同じだ。実のところ、胡宗憲に内緒で堤を壊して田を水没させたのである。普段なら馬寧遠なんて相手にして思い出すことはない。さあ、責任を押し付ける番が来たとなったら、そこで初めて彼を思い出しただけだ。発覚したら明らかに彼に罪をかぶせるためのものだ。
先祖の知恵は、やはり本当なんだと。
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